JavaWorld Day 2005

Rod Johnson

行ってきました。Rod Johnsonのサインげっとしてきました。Rodは基調講演ということで、総論的なもので深い内容ではなかったのが残念。大体の要約をすると、こんな感じ。

J2EEOOP

  • 今までのJ2EEアプリケーションは全然オブジェクト指向じゃなかった。
  • プラットフォームとなる技術は、設計に制約を与えるようなものではならない
    • これこそがDIコンテナのゴールでつよ

アジャイルJ2EE開発

  • アジャイル手法は、伝統的なアプローチよりもリスクを低減できると考えられるようになってきた。
  • 大規模チームでの開発はもう必要ではない
    • 少数精鋭での開発が一番
  • DIAOPアジャイル手法の手助けをする

フレームワーク指向開発

オープンソースの役割

コミュニティによるイノベーション

  • 仕様を先に作る、というJCPのやり方には限界がある
    • 実績が無いまま仕様を作っても、良いものが出来る、という保障がない
    • 失敗例がEJB2。
    • オープンソースコミュニティがEJB3の路線を決定させた
  • 仕様の標準化が機能する場合
  • 仕様の標準化が機能しない場合
    • 変化が激しい技術
    • 仕様を決めず、自由に競争させた結果良いものが生まれる

AOP

  • 実績が確実に増えている
  • AspectJ5.0がデファクトになりそう
  • AOPJCPで標準化すべきでない
    • イノベーションが死んでしまう
    • Javaの世界だけで決めるべきではない。AOPは特有の言語に特化するものではない。

オフショア開発

  • 先進国では低スキルなプログラマー職は縮小していく。
  • 価格だけでは、先進国は途上国に絶対に勝てない
  • 別の価値で勝負していかねばならない
    • 知識
    • コミュニケーション力など

注目すべき技術

なんかとにかくJCP叩きしていた感じ。EJB3.0あたりはJCPが健全に機能した証拠だと個人的には思うんですが、EJB3.0の話題はほとんどせず……。ちょっと卑怯かなぁ。
ともあれ、いろいろ勉強になりました!そして運良く、明日もサプライズが発生。楽しみ〜。できればWithout EJB本のあのポーズで皆で記念写真撮りたいところですな(ぇ

*1:まじっすか……