名前付けの大切さ

Patterns of Enterprise Application Architecture (Addison-Wesley Signature Series (Fowler))
ちまちま読んでいます。今まで漠然とながら「こういう考えもあるかもなぁ」と考えていたことを、ファウラーたんはきちんと筋道をつけて教えてくれる。まだまだ全然理解は足りてないけど、素晴らしい本だと思う。
しかし、なんで自分が今まで漠然としか考えられなかったかというと、自分の考えにきちんと「名前」を付けられなかった、というのが原因なのではないかと感じる。「名前」を付けることによって抽象的な概念も具体性を帯び、言葉でうまく説明できるようになっていく。その結果、他人とも理解を共有させていくことが出来る。
バベルの塔を作り出した人間たちに対して神様が怒り、人々がコミュニケーションを取れなくするために沢山の言語を作った、という旧約聖書のエピソードがあったが、名前を付けるという行為はその逆。コミュニケーションを取るために名前を付けていく。神様に歯向かうファウラーたん、カッコ(・∀・)イイ!!

【追記】本の画像出ない……。