コモンズ (ローレンス・レッシグ著、山形浩生訳)

ISBN:4798102040
ようやく読了。名著だ。インターネットの最大の長所が、ネットワーク自体によるコントロールがほとんど行われておらず、様々なイノベーションが自由に行き来出来るようになっている、「エンド・トゥ・エンド」であること。しかし、その長所が既得権益者(ハリウッドとか)に疎まれ、自由が徐々に奪われつつあり、さらに今までならば合法であったことまでコントロールされつつある。例えば、DVDのコピー防止技術やCCCD
新たな思想や技術による革命が起きると、それに対する反動も起きるのは歴史上何度もあったことだが、インターネットがもたらした新たな可能性の火を消さないために、その反動と戦って行かねばならない。レッシグ教授の戦いは現在進行形で続いています。日本でも今国会で映画の著作権が50年から70年に延長されようとしている(http://members.jcom.home.ne.jp/makina17/#030606)し、対岸の火事ではない。何か自分でも出来るアクションは無いのか、真剣に考えてみようっと。