ゲージツの秋

今日は会社休みでした。せっかく平日の休みなので、有効活用。テーマは「芸術を愉しむ」。
上野に行って、「レンブラントレンブラント派展」を見る。去年やってた「大レンブラント展」に比べるとイマイチ。美術展ってのは「と」という文字がつくとしょぼい可能性が高い、と思ってます。たとえば、「○○とその時代展」とか。「と」がつく場合、メインの人の作品をあんまり集められなかったんじゃない?と思ってしまうからだ。ミーハーだからメインの人以外あんまり興味ないんですわ。ええ。
んで、もうひとつ「アレクサンドロス大王と東西文明の交流展」を見る。こっちも「と」がついてるね…。けど、こっちはおもろかった。ギリシャの神々を描いた芸術品がどのように日本の芸術に影響を与えていったかが分かりやすく展示してある。教科書に載ってるような有名な事例は省いてあって、それもまたポイントが高い。無理がありそうな解釈もあったが、それはそれ。
展示物を見ながら、いろいろ文化交流について思いを馳せた。

  • 文化交流と言っても、西方から日本にもたらされてばかりで、(ずっと時代を下れば浮世絵という例外はあるけど)日本発の文化は無かったんじゃないか?
  • だとすればそれはなぜか?単に日本の文化が低かったからか、それとも、外国に知ってもらう機会が少なかったためなのか?
  • 文化交流をもたらすきっかけがアレクサンドロス大王の遠征にあったのであれば、豊臣秀吉朝鮮出兵も成功していれば、同じように文化交流をもたらすきっかけとなったのではないか?

などなど。書き出すときりがない。